短歌「歌で感じる自然」

短歌紹介 短歌応募フォーム バックナンバー

「静岡県の美しい水と緑」

平成16年6月6日 静岡新聞掲載

花博に足ふみ入れば目にうつるつかれ忘れて見る花緑(磐田市/高塚郁子/主婦)

温暖化地球が危機と言うけれど新緑早く私うれしい(静岡市/高塚浩文)

湧水を絞り出してる富士の山感謝をしつつシャワーで返す(静岡市/新井泰/自営業)

風薫る光と大気モネの庭老いも若きも笑顔こぼるる(三ケ日町/立沢真弓/団体職員)

奥浜名願いを込めて石抱けばおもかる地蔵に桜舞い散る(浜北市/渥美教代/パート)

清らかな水と緑の富士の国いつの世までも絶えることなし(浜松市/庄古侑加/高2)

アジサイは緑に映えて美しい花と緑はとてもきれいだ(浜松市/藤村康雄/会社員)

さきちおうせかいにほこるじまんだよみんなおいでよさきちの家に(湖西市/野末ほのか/小4)

花博は緑ゆたかに水清し世界をつなぐ花の輪となり(雄踏町/田森幸子/主婦)

うぐいすの声音(こわね)をまねた口笛に耳を澄ませば青葉が眩し(伊東市/青木和子)

遠州灘毎年亀がやってくる皆で守ろう海岸保全(浜松市/佐野文都/小6)

筍を昨日に済ませ今日緑茶摘みて茶畑に思い出残す(静岡市/勝又範夫)

興津川ひばりさえずり想う事私の来た道子等の行く道(静岡市/鈴木充子/自営業)

宇宙のひとつ地球宝物清水(きよみず)緑静岡に在り(静岡市/漆畑誠子/家事手伝い)

あめんぼうスイスイおよぐ池のふち虹色にさくあじさいの花(静岡市/小杉ひろ子/主婦)

キラキラと浜名湖の碧眩しくて背を向けたなら山眩しくて(浜松市/小林友江/主婦)

山なみは遠く続きて冬の日にきらめく三保の海になだるる(静岡市/桜井仁/教員)

高草の山からみおろす町並みは緑がのこりほっとする(藤枝市/新村諭美)

富士の山恵み流れてわき水の我が町そそぐ心の泉(清水町/根岸政子/主婦)

みどり濃い山のあなたに何あるの問うた吾はおさなき四つ(沼津市/斎藤仁子/英語塾自営)

河川敷見渡す限り野っ原で見えるは砂利と我が富士の山(藤枝市/岡本幸子/主婦)

あのころの山の緑と水の青残しておこう今のこの手で(焼津市/平田栄美子)

ザワザワと森と緑の真ん中でふと立ち止まり風の音を聞く(静岡市/杉山博代/主婦)

わかあゆにきょうも魅かれて網放つ還暦の夫朝比奈の川に(藤枝市/大須賀純真代/喫茶店経営)

魂が疲れた時は目を瞑りトトロの森を探してみよう(静岡市/藤原美枝子/主婦)

ハイウエイ左右に新緑囲まれて雄大なりし富士の山へと(竜洋町/山口孝子/主婦)

柿田川富士の雪溶け湧き出でて清んだ流れにゆれる梅花藻(浜松市/松井美和/パート)

修善寺の山と川とに囲まれて余生も楽し感謝の日々(伊豆市/近藤今朝子)

うつるえみきえないようにただいのるみずのおもてになないろのにじ(静岡市/川口佐知子/主婦)

友釣だふるさとの鮎野花とも四季おいかけてふるさとの川(静岡市/海野洋一)

水景に子供の未来重合し守られねばと心へ契り(富士市/松本昌代)

木々の中から富士の源泉にわきみしまばいかもかわせみがここちよく映る柿田川(沼津市/田中けい子/主婦)

水貰ひ緑の育つ自然界心も愛も溢れ学びし(焼津市/池谷友規/会社員)

せせらぎのいわにとまるやかわせみがとびたつすがたこころやすまる(静岡市/海野かや)

ふじのとけ水清らかに花と緑の咲きほこるめぐみゆたかな我が郷土(掛川市/高塚いく代)

緑の木緑の木陰鳥の声自然のめぐみ惑星の水(藤枝市/青島文代)

ふりそそぐ朝陽に新緑茶の若葉雨のしずくのきらめきまぶしく(静岡市/天野静子/パート)

大井川立ち登る霧甘くして乳吸うごとく茶の葉の育つ(藤枝市/伊藤真一)

人々のくらしを支える川水の音親しけれふる里行けば(静岡市/望月幸代/主婦)

未来の為に出来ること明日が今以上になるようにこの静岡で発見しよう(浜松市/諸井誉/会社員)

朝またぎ真綿のやうに柔かく水面に霧の湧く柿田川(富士市/芦川源)

寺庭に大山蓮華咲きゐたり不条理今なら受け入れらるる(静岡市/加藤さか枝)

石の上(へ)に休み休みて帯のごと安倍の川瀬を鮴の上れる(静岡市/萩原敦子/主婦)

わだつみの駿河の沖に漕ぎい出て魚釣り帰る今日の喜び(静岡市/萩原敏男/会社員)

緑り濃く連なる山にかこまれて清水あふれる郷土に恵まる(静岡市/芹沢とよ/古本きく/松本かず江)

毎日の水をいただく大井川感謝しましょう清き流れに(相良町/良知富士江)

作ろうよ自然環境大事にしホタルの住める静岡県を(浜松市/落合由美子/主婦)

異国へと旅立つ人の肩ごしにほほえむ川の花一輪(浜松市/林伸江/主婦)

雲海の衣をまとう富士の山素顔になりて夏を誘う(函南町/渡辺いと)

富士山が田んぼの人のがんばりを湧水贈って応援してる(御殿場市/木村和代/主婦)

滔滔と青き流れの堰にして若鮎のむれ煌き溯る(磐田市/高塚辰次)

春かすみいづこにゆきし富士の山ふもとあたりに春雷きこゆる(富士宮市/松本陽子)

清らかに湧水流るる登呂の里遺跡の森の新緑も映えて(静岡市/村松岑子/主婦)

山ありて水清き街恵みありわが静岡は自然の宝庫(藤枝市/木福智水/主婦)

坂道をのぼりきるかや新緑のむせるかおりが山ののどかさ(岡部町/大塚暁治)

アルプスの氷雨あつめて大井川水面に映える緑麗し(吉田町/柳原常治)


短歌紹介 短歌応募フォーム バックナンバー