富士の小中生がエコ活動を発表 小田原の環境議会に参加

(平成17年8月30日 静岡新聞朝刊掲載)

議場でコカリナを実演する子供=神奈川県小田原市内
 富士市の子どもエコクラブ「原田湧水クラブ」と「伝法エコ丸隊」がこのほど、神奈川県小田原市で開催された地球ファミリー環境議会に招かれ、活動発表した。
 同議会は小田原市が主催し、近隣市町を含めた行政トップに対してエコクラブの子供たちが環境に関する質問をぶつける子供議会。同市内で平成13年度に開催された「こどもエコクラブ全国フェスティバル」を契機に相互交流してきた富士市内のエコクラブが招待された。
 活動発表では、両クラブに所属する11人の小中学生が代表して、自然観察などの活動を通して気付いたことをプロジェクターで紹介。草笛やコカリナの実演も披露した。小田原市や箱根町のエコクラブ会員とともに、リサイクルや自然保護などを誓った共同宣言を読み上げて、議会を締めくくった。

身近な自然じっくりと 焼津・栃山川公園で生物観察会 親子ら環境保全考える

(平成17年8月30日 静岡新聞朝刊掲載)

親子が集った体験型自然観察教室=焼津市中根新田
 夏休み親子体験型自然観察教室がこのほど、焼津市中根新田の栃山川自然生態観察公園で開かれた。小学生と保護者27人が参加し、動植物の観察を通して地域の環境保全を考えた。
 市環境衛生課の主催で、親子水生生物教室(朝比奈川)、動植物観察教室(瀬戸川)に続く体験型教室の第3弾。市は「親子で自然に触れ、市内の身近な場所に観察ポイントがたくさんあることを感じ取ってもらえたのでは」と話した。
 公園でみることができる動植物について学んだ後、「動物グループ」「植物グループ」に分かれて公園内に散らばった。子供たちは「いたよ、アゲハチョウだ」「この実はすごいにおいがする」などと話しながら、水辺をのぞき、木々を見上げながら観察に汗を流していた。

魚捕りに夢中 タライこぎレースも 浜松・安間川

(平成17年8月30日 静岡新聞朝刊掲載)

水辺の小魚を追い掛ける子供たち=浜松市上石田町の安間川
 浜松市の市民団体「浜松NPOネットワークセンター」は27日、浜松市上石田町の安間川で「ふるさとの川 安間川宝さがし」を実施し、市立与進小児童ら約60人が魚捕りやタライこぎレースを楽しんだ。
 安間川の生き物に触れ、川の魅力を知ってもらうために企画した。浜松水辺を愛する会の堀野和男さん(58)や静岡大、浜松学院大の学生らをリーダーに、子供たちは直接川に入って、タモや三角網で魚を捕獲した。
 子供たちは幾つかのチームに分かれてフナやウグイ、オイカワ、カワムツなどの魚を捕まえ、各チームのお気に入りの魚を自慢し合うなどした。
 大きなタライを使ったレースや川のごみ拾いなどを通じ、自然の大切さに触れた。体験したことはパネルにして発表し、互いに確認した。

清水・柿田川で実測調査 流量、1日90万トン

(平成17年8月29日 静岡新聞朝刊掲載)

流速計を使って流量調査を行う会員=清水町の柿田川
 財団法人柿田川みどりのトラストと柿田川自然保護の会は28日、清水町の柿田橋付近で同川の流量調査を行った。実測流量は1日当たり約90万トン、推定湧水(ゆうすい)量は同114万トンとなった。
 調査場所の川幅は約17・3メートル。カヌーに乗った会員が幅1―1・5メートルごとに深さと流速を測定し、断面積から1日当たりの流量を計算。推定湧水量は、別にくみ上げられる水道用水と工業用水を実測流量に加えて算出した。調査には会員やボランティアら15人が参加した。
 同トラストなどは昭和62年(1987年)から流量調査を毎年3月下旬と8月下旬の2回、実施している。今回が38回目。これまでの最大流量は、平成15年8月の実測94万トン、推定119万トン。
 同トラストの漆畑信昭会長は「最近は雨が多いせいか流量が多めだ。今回も先日の台風11号の影響で、大量に降った雨の圧力を受けて流量が増えたのではないか」と話している。

巨木切り出し地響きに感動 小、中生が森林体験 龍山

(平成17年8月28日 静岡新聞朝刊掲載)

チェーンソーで杉の伐採に挑戦する光が丘中生ら=浜松市龍山町瀬尻
 「龍水の都」文化体験プログラム(浜松市、文化庁共催)の森林教室が27日、浜松市龍山町瀬尻で行われた。小中学生は伐採時の地響きを体感し、「緑のダム」の大切さを学んだ。
 光が丘中の2年生をはじめ、市内の小中学生ら約20人が参加した。光が丘中生らは今月上旬から同プログラムで、地元材を使ってパーカッション作りを行っている。今回の教室では森林の役割について説明を受け、地元材活用の必要性を学んだ。
 生徒らはチェーンソーで90年生の杉の伐採に挑戦した。オノでくさびを打ち込んだ岩本直也君(光が丘中2年)は「くさびがぐいっとめり込み、巨木が倒れた瞬間が快感だった」と目を輝かせた。
 計測器で杉の強度や含水率も調べた。生徒たちは木が水分を吸い上げて山林を守っている事実を確かめ、森林保全の決意を強めた。

海岸清掃やウミガメ放流 磐田でヤマハ発ラグビーサッカースクール

(平成17年8月28日 静岡新聞朝刊掲載)

海に向かって子ガメを放す子供たち=磐田市の駒場海岸
 ヤマハ発動機ラグビースクールとヤマハジュビロサッカースクールは27日、合同で「ビーチクリーン作戦&子ガメ放流会」を磐田市の駒場海岸で実施した。中東遠地区を中心に、県中・西部や愛知県などから両スクールに通う子供たちとその保護者ら300人以上が参加した。
 スクール間の交流と自然保護への貢献を目的に初めて実施した。参加者はビニール袋を手に、海岸に落ちているごみを分別しながら拾い集めた。
 クリーン作戦の後は、浜松市の「サンクチュアリジャパン」の協力で約200匹のアカウミガメの赤ちゃんを海に放流。子供たちは合図で一斉に放すと、足をばたばたさせながら海に向かう子ガメの後ろ姿を、名残惜しそうに見守った。

原生自然林を世界遺産に 大井川源流部 屋久島や知床に続け、本川根で動き表面化

(平成17年8月27日 静岡新聞朝刊掲載)

本州では唯一の原生自然環境保全地域=本川根町(本社ヘリ「ジェリコ1号」から)
 「原生自然環境保全地域」は人の活動の影響を受けることなく原生の状態を維持している地域と定義されている。大井川源流部のほか、遠音別岳(北海道斜里町、羅臼町)、十勝川源流部(北海道新得町)、南硫黄島(東京都小笠原村)、屋久島(鹿児島県屋久町)が指定されている。
 平成5年に屋久島が世界遺産になったのに続き、遠音別岳を含む知床が7月に世界遺産に登録され、本川根町は活気づいた。5地区は11年からフォーラムを毎年開催し、原生自然を守るという共通課題に取り組んできた経緯もある。
 大井川源流部はツガを主とする温帯針葉樹林、亜熱帯針葉樹林が特色で、ブナ帯からハイマツ帯に至る典型的な植生の垂直分布が見られる。「希少価値という点からも、世界遺産の可能性はある」との専門家の声もあるという。
 鈴木敏夫本川根町長は「ほかの四カ所は有名なのに本川根はほとんど知られていない。積極的にPRする必要がある。世界遺産登録の可能性は富士山よりあるともいわれている」と意欲を示す。
 本川根町と中川根町が合併して9月20日に誕生する川根本町は、現本川根町役場に置かれる総合支所に企画観光課を設ける。同課が将来の世界遺産登録に向けて、機運盛り上げなどの環境整備を担当することになりそうだ。


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