現在医療の世界には、治療から予防へという大きな流れがあります。しかし、川で言えばまだやっと源流から上流へと向かうあたりです。今後はさらに人の考え方や技術・知識、そして物・お金の流れが予防医学へ向かって行くでしょう。現代医学は、移植医療をはじめとする究極のレベルまで達しましたが、人類の寿命は120歳といわれる限界には達していません。平均寿命との約40歳の差は予防医学で補う以外ないのです。

 当センターでは、1)死亡数の35%を占める心疾患・脳疾患をはじめとする血管系疾患の予防、2)同じく死亡数の35%を占める癌の早期発見を2大テーマとして掲げています。この目的を達成するためには、当センターを利用していただいている一人ひとりのお客様と我々スタッフが二人三脚で歩んで行くことが重要です。そしてそのためには、単にマニュアルに沿ってアドバイスをするだけでなく、我々がお客様に対し強いメッセージを発し、また時にはお客様の意に反する可能性もある介入やオーダーメイドの助言を責任を持って行うこともあるでしょう。そうすることでお客様に「健康増進」という「利益」をもたらし、我々も予防医学のプロとして育っていくことが出来るのです。

 このように、お客様方の健康増進は、我々スタッフを含めた皆が共有している一つの目的なのであり、この目標を達成するため今後もさらに努力し皆様と共に歩んで行きたいと思います。

所長  遠山和成とおやま かずしげ